2010年11月24日水曜日

巡礼の旅


先日お寺の企画で、善光寺さまと北向観音さまに団参して参りました。総勢60余名。僧侶・参加者全員での道中無事を祈っての勤行の後、朝7:00二台のバスに分乗して、釈迦寺を出発しました。途中二回の休憩があり、善光寺さまへは午前11時半に到着しましたが、今回はまず往路での様子について報告いたします。
 関越自動車道を過ぎて、上信越自動車道に入ると、妙義山系の山なみが車窓から見えてきました。千葉市内に住んでいると、とんと山を眺める機会がありません。京都では東山、北山など三方を山にかこまれての修行生活でしたから、紅葉に染まる山なみはとても懐かしく、ゆっくりと鑑賞することができました。
 妙義山の山なみは侵食の技なのでしょうか、切りたった岩山がところどころにあり、その姿は一昼夜にてできるものではなく、自然が過ごす時間の雄大さを感じました。
 人のいのちは長い方でも百年たらずですが、決してその限りではありません。自然の姿からゆっくりと生きる仕方を学び、エネルギーを吸収したいものです。

善光寺とかけまして 干支の寅ととく そのこころは 丑に引かれてやってきます 

善光寺とかけまして お部屋選びのポイントととく そのこころは 南向きが宜しいでしょう
善光寺とかけまして 卒業式後の不良生徒(←ヤクザのおじさん)ととく そのこころは 御礼参りにやってきます  「先生、気をつけて」

2010年10月26日火曜日

法話会「般若心経」について その2

<前回つづき>

私自身も、皆さまも実は空なのです。しかしながら、私自身も、皆さまも、実は人はだれでも、いっぱいものをつめて生きているのです。人、いのちある者は必ず、いつかは死にます。いつかは死ぬことを知っていますが、死にたくない。私は絶対に死なない、と思い込んで生きている。またこれがほしい、あれもほしいと思って毎日買い物に出かける。幸せですね。しかし、両手につかめるものは、ある程度限られているのです。

わたしたちのいのちは、生きているのだけれど、いつ死ぬか分からない。よくよく生かされて生きている状態なのです。それは若い奥さまでも、おじいさんやおばあさんでも、変りありません。
死ぬ時は死ぬ、そして病気になる時は病気になる。いのちある限りは生き生きと生きて、明るく病み、安らかに死ねばいいのです。決して、死に急ぐことはありませんが、息をして、食べて、笑っている限り生きているのですから、心配はありません。

空(から)になる。空になれば、いつでも必要なものが、入れることができる。いくらでも入ってくる。
空になって生きる。奈良の薬師寺の高田好胤和尚さまは、空については次のように、おっしゃています。かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、ひろく ひろく もっとひろく これが般若心経 空の心なり。

<おわり>

2010年10月22日金曜日

法話会「般若心経」について

先日、釈迦寺小室にて座禅・写経会、そのあと当寺僧侶による法話会がありました。

これから2回わけてその内容をご報告したいと思います。

<般若心経について>
般若心経には「空」という文字、また「無」という文字が何度も出てきます。
「空」とは、お空・大空というように「そら」とは読まずに、「くう」と読みます。たとえばお腹が空いた場合は「空腹」といいます。この場合の「空」とは、お腹が「空っぽ」という意味です。また、車のガソリン・タンクにガソリンが入っていない場合は「ガソリンが空(から)だ」といいます。からっ欠になった場合は「ガス欠」ともいい、空という語は欠如という意味、あるはずのものが欠如していること、あると思っているものがない状態をいいます。ガス欠の他に、女性のみなさんがよく知っている「鉄分欠乏」、「金欠」などがあります。
別な観点から空について説明しましよう。ここではタクシーを例にします。
タクシーには実車、空車があります。人が乗って、メーターがおりている場合は「実車」といいます。お人、お客さまが乗っていない、人待ちのタクシーは「空車」といいます。乗るべきはずのお客さまが乗っていないので、「空車」です。お客さまが乗っていない車はいわば「色即是空」です。空車には、人が乗ることができます。それは実車に当たりますが、お経では「空即是色」といいます。
では「回送車」はどうでしょうか、「回送車」も人が乗っていないのですが、空車と違って、お客さまを乗せることができません。人が乗れない車です。それは、タクシーであっても、タクシーではない。「色即是空」とも「空即是色」ともならないのです。

<次回へつづく>

2010年9月14日火曜日

久々の更新です



お久しぶりです。
まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は幾分過ごしやすくなってきたように思えます。

お寺の駐車場に、秋の味覚が落ちていたので
思わず撮影。
我々の心配をよそに、秋は確実に来ているようです。

合掌。

2010年8月20日金曜日

盂蘭盆会・施餓鬼大法要


去る8月16日、盂蘭盆会・施餓鬼大法要を開催いたしました。

稲毛別院、小室をあわせ2,000人以上の方がお参りに来ました。

出仕の坊さんとしては、大変でもありましたが、皆さまの「ご供養のお気持ち」をダイレクトに感じることができ、とても元気をいただいた気がしました。

まだまだ暑い日が続きますが、みなさまがんばって夏を乗り切りましょう!

合掌

2010年8月15日日曜日

お盆ですね

お盆のお参りが多く、すっかりご無沙汰しました。

この時期、ご自宅を訪問させていただく機会が多いんですが、先祖供養に行ってるはずが、なんだか自分も元気をいただいた感じがします。
それだけ数多くお経をお唱えしているわけで、やっぱり回向というか、巡りめぐって自分にもお経のご利益が返ってくるんだなあ、と思う今日このごろです。

さて、明日は釈迦寺にて盂蘭盆会・施餓鬼大法要が営まれます。

小室、稲毛同時開催です。
どうぞご参拝ください。

合掌。

2010年7月26日月曜日

お寺で学ぼう

小学生の1年~6年生を対象に、

1日お寺に泊って、お経を学んでお坊さん体験ができる、
「お寺で学ぼう」が開催されました。

今年は男子女子30名以上もご参加いただき、
誠にありがとうございました。

一日で、般若心経の読経、打ち鳴らしや教頭、木魚なども
子供たちは短期間で完璧にこなして、びっくりしました。

8月も近いですし、豊かではなかった時代も知ってもらうため、
戦時中の食べ物でもあった「水団 すいとん」を
みんなで作って、食べました。
意外においしい!の声がありましたが、でも。

「お母さんのおにぎりが一番おいしい」とも。

なかなか夜、寝なかったのはご愛敬。

最後に父兄のみなさんに感謝を込め、「ちびっこ法要」として
読経を披露しました。

父兄のみなさんは自宅とは違う、立派なわが子の姿にびっくり
したのではないでしょうか?!